メキシコ、タイに続き、イギリスでも「砂糖税」導入!日本はいつから導入か?
こんにちは。
ブラジルちえみです。
2018年4月から「砂糖税」が導入されるイギリス。
個人的には、このことで少しでも飲料水の砂糖の量が減るなら良いことだと思いますが、炭酸飲料が好きな方にとっては、つらい課税ですね。
そこで今回は、イギリスだけでなく、世界各国で広がりつつある「砂糖税」について書いてみたいと思います。
Contents
2018年4月、イギリスが砂糖税を導入
肥満率が24.9%と、社会問題になっているイギリス。
子供の肥満防止や糖尿病患者の削減の目的で、「清涼飲料水」に含まれる砂糖に、税金がかけられるようになります。
我が家も、子供にはなるべく炭酸飲料などのジュースを飲ませたくないとは思います。
しかし、
周りの友達が飲んでいると、うちの子だけ飲ませないというわけにもいかないので困っています。
国全体で「砂糖の摂りすぎは体に悪い!」と言ってもらえるのは、親としてはありがたいですね。
そして気になるのが、どのぐらい負担が増えるのか?
いくら増税されるの?
100mlあたりの、砂糖の含有量により課税率が変わるそうですが。
- 100mlに8g以上の砂糖が入っている飲み物は、 24ペンス/リットル
- 100mlに5g以上の砂糖が入っている飲み物は、18ペンス /リットル
2リットルのコカ・コーラで約72円ほど。
毎日飲む人にとっては、ちょっと痛い出費ですね。
しかし、果汁100%のジュースや乳成分が多い飲み物にはかかりません。
それで、税金かからないジュース買ってたら、あんまり意味ないけどね。。。
ブラジルちえみ
しかし、砂糖に関する課税は、イギリスだけではなく、すでに世界常識に?
各国で糖分の摂りすぎを防止する税規制!
糖の摂り過ぎによる肥満が深刻化している現代の食生活。
イギリスだけでなく、メキシコや、タイ、アメリカ、フランス、の複数の州で同じような税金があります。
イギリスよりも、ひと足早い2014年に「ソーダー税」を導入したメキシコ。
あまり「肥満大国」というイメージはなかったのですが・・・
メキシコの肥満率が深刻すぎて、ソーダー税
経済協力開発機構(OECD)によると・・・
メキシコでは、成人の70%以上が太りすぎで、32%が肥満体型だそうです。
イギリスの比じゃないな。振り向けば、ほぼほぼ肥満。。。
ブラジルちえみ
多くの人が水変わりにソーダを飲んでいることもあり、一人当たり1日平均500ml飲んでいるそうですよ。
WHO(World Health Organisation 世界保健機関)では・・・
平均的な成人が摂取する1日の糖類の量を25g(小さじ6杯)に推奨しています。
炭酸飲料1缶飲むと、約40gで、1日の摂取量をもう超えちゃうよー。
ブラジルちえみ
課税による値上げ率は10%でしたが、2014年の末には、前年比で売上高が12%ほど減少したそうです。
少しは効果ありでしたね。
そして、気になる日本での砂糖税導入は?
日本の砂糖税導入は?
厚労省の有識者会議では、アルコールやタバコと同じく、課税強化の対象で議題にあがったこともある砂糖税。
今のところ、導入される方向ではないです。
しかし「砂糖の摂り過ぎ」によって引き起こされる糖尿病などの様々な病気、膨らみ続ける医療費を抑える事を考えると、近い将来、導入される日も来るかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか?
世界中で関心が高まっている、糖に対する課税でした。
砂糖摂取量を抑制するには、飲料メーカーの協力も必要です。
砂糖税の導入することで、砂糖の含有量を抑えた飲料水の製品開発がすすむとイイですね。