【海外在住】ハーフの子供に日本語を教える方法~幼少期・日本語学習~
こんにちは。
ブラジル人と日本人のハーフの子供2人に、必死に日本語を教えているブラジルちえみです。
一時帰国で日本に帰ったときには、自分の家族や友達と
日本語で
コミュニケーション出来るようになってほしい!
子供を持った、海外在住者であれば、誰しもそう考えるのではないでしょうか?
しかし、日本語に触れる機会が少ない海外では、簡単なようで、意外に難しいですね。。。
そこで今回は、海外在住の方に「子供に日本語を教える方法」を、しくじった私の失敗談を含めて、ご紹介します。
しくじり先生! 海外で、子供の日本語学習 ~幼少期編~
はじまり、はじまりー。
Contents
日本人ハーフでも、日本語が話せない!?
「いいなぁ。 ハーフだから、2か国語話せるんでしょ?」
あなたの周りの友達は、おそらく、そう思っているでしょう。
私もそう思っていました。
子供が、まだまだ小さい頃はね。。。
しかし、現実は?
日本にいるハーフ芸能人でも、英語が一切しゃべれない人って、たくさんいますよね?
それと同じように、海外に住んでいる日本人ハーフの場合、キチンと日本語を勉強しないと、話せるようになりません。
両親ともが日本人で、海外在住なら、まだましだけどね。
ブラジルちえみ
そう、あっという間に、現地の言葉が母国語になっちゃうからねー!
日本語学習で、ありがちな間違い!
いつも日本語で話しかけていれば、自然と日本語を話してくれるんじゃない?
YOUTUBEで、日本のマンガの動画を見せておけば、話せるようになるんじゃない?
そんなふうに思っていませんか?
え!
だって、うちの子、動画見て日本語覚えたよ。
これは間違いではないですが、子供が大きくなるにつれて、現実を突きつけられます。。。
だって、そもそも子供が小さい頃は、ボキャブラリーが少ないから、気が付かないんだよね。
ブラジルちえみ
実際のところ、日本語を話すことは、そんなに簡単なことではありませんでした。
幼児期の日本語学習のコツ
それでは、私が感じた幼児期の日本語学習で大事なこと。
なるべく早いうちに!
私が身をもって思い知らされ、感じたこと。
それは
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日本語学習は、早ければ、早い方がいい!!
まだ幼稚園や、保育園に入る前は気づきにくいのです。
そう、子供がちょっと日本語を話しただけで
うちの子、日本語も話せる! スゴイ!!
ブラジルちえみ
なんて、得意げな顔。← 当時の私??
しかし、子供が、地元の幼稚園に通うようになると・・・
現地の言葉のボキャブラリーは一気に増える!!
すると、どうなる?
日本語を話さなくなってしまう。。。
なぜか??
おそらく、現地の言葉では伝えられる思いが、日本語でうまく伝えられなくなってしまうから。
日本語を話すこと自体が、ストレスになってしまうようです。
知り合いの方は、もっと日本語を教えたいからって、結局、保育園に入れなかったよ!
ブラジルちえみ
子供が小さいうちに、出来るだけ、たくさんの日本語シャワーを浴びせたそうです。
保育園に行かないことが、子供の教育的に良いかどうかは分かりませんが、、、
結果、大きくなった今でも、日本語は話すようですよ。
(日本語が書けるかどうかは知りません。)
日本語学習は、現地の幼稚園に入る前から初めたほうが、それ以降も習慣になってスムーズに勉強してくれます。
でも、どうやって子供に、日本語を教えればいいのか分からないよー!!
日本語教育の基本は?
日本語学習で、一番大事だな。と感じたことは、
「日本語のボキャブラリー」を増やすこと!
やっぱり、これにつきますね。
そのためには、幼児期にたくさんの本を、読み聞かせてあげましょう。
ひらがなやカタカナの形が、自然に目に入ってくる!
私の妹は日本で暮らしていますが、毎日図書館で借りてきた本を読み聞かせしていました。
すると、そのうちに、自然と子供が自分で本を読むようになっていきました。
本を毎日読む習慣をつけると、特別に日本語を教えているという感覚がなくても、子供は自然にひらがなやカタカナの形を覚えていきます。
すると、それ以後の日本語学習が、断然スムーズになります。
面倒だったから、途中で絵本の読み聞かせ、やめちゃったんだよね。。。
ブラジルちえみ
小学生になって、ひらがなやカタカナを教えるのに苦労してみて、なんで、もっと小さいころから、読み聞かせしなかったんだ!!
本当に後悔しました。。。
感覚的には、1/10くらいの労力で、ひらがな、カタカナが読めるようになるね。
ブラジルちえみ
自分から本を読みたい!という好奇心と、ママに言われてイヤイヤ勉強しているのでは、全然違いますよね?
絵本、本の読み聞かせ!
コレ、日本語を習得するのに、間違いないです!
子供には、日本語でしか話さない。
子供が現地の言葉と、日本語を「ごちゃまぜ」で話してくる。
そんな悩みも、あるのではないでしょうか?
「子供が日本語とごちゃまぜに話して何が悪いんだ?」
「ハーフだからしょうがないし、むしろカワイイよ!」と、思っていました。当時の私は・・・
しかし、
「学校までanderしていくの?」(学校まで歩いていくの?)
「今日はpegapega でbrincarしたよ。」(今日は鬼ごっこで遊んだよ。)
など。 言葉がごちゃ混ぜ。。。
小学生になっても、なかなか文章全部を日本語で話してくれません。
特に、名詞より動詞のほうが分かりずらいようでした。
これでは、日本に帰ったときに、他の人と話せないですよね。
今思えば、
やはり小さなうちから、なるべく日本語だけで話す!という習慣を徹底させればよかったな。と少し後悔しています。
返答は全て、日本語で!
「学校まで歩いていくよ。」「鬼ごっこで遊んだの?」というように、
会話を打ち消すのではなく、自然に訂正させる方がいいと思います。
しかし、聞き慣れない日本語を、2.3回言ったったくらいでは、その言葉自体を覚えられません。
話を広げるついでに、
「誰と鬼ごっこで遊んだの?」
「いつ、鬼ごっこで遊んだの?」と、言葉を重ねるとイイかもしれませんね。
私と話すと、ポルトガル語交じりになってしまうので、長男が2年生、次男が幼稚園の時から、私が教える以外に、オンライン家庭教師も利用しています。
まとめ
いかがでしたか?
両親ともが日本人で、家ではすべて日本語で話す。
そんな純日本人同士の子供でも、圧倒的に日本語に触れる機会が少ないので、年を追うごとに努力が必要だと思います。
海外で暮らしていると、親が本気になって日本語を教えてあげないと、子供はなかなか上達出来ません。
はっきりいって、面倒で、大変です。
しかし、子供がいつまでも素直に言うことを聞いてくれるとは、限りませんよ。
私も今、中間反抗期の息子にだまし、だまし教えています。
だから、声を大にして言いたい!
子供が、日本語のマンガを読んだり、テレビを見るのが勉強だ!と感じる前にコツコツとあきらめずに頑張りましょう!
いつか、頑張って良かったという日が来る事を信じて!
小学生になると、圧倒的に日本人との日本語学力の差が出てきます。
なるべく簡単に、継続して漢字の勉強ができるように、こんな勉強法を考えました!
効果的なので、ぜひ試してみてください!!