【海外在住】子供が日本語の勉強をしてくれない?小学生高学年以上
小学生でも高学年になると、子供自身も自分のやりたいこと、やりたくないことがはっきりしてきて、今までのように親の言うことを聞いてくれなくなりますよね。
海外に住んでいても、子供に日本語話してほしい!
親の願いとは裏腹に日本語の勉強をしてくれなくなってきます。
小さいうちは素直にいうこと聞いてくれたのに。。。
知り合いの方でも「日本語を教えるのは、もう、無理ー!!」
と途中で投げ出した方を何人か見てきましたが、私は絶対に諦めないよー!!!
いうわけで、今回は私が実際に今も続けている「日本語勉強法?」をご紹介します。
日本語を勉強したくない子供
この記事は、こんな方におすすめです。
海外在住の日本語が苦手な小学生高学年、男子向け、子供に日本語を話してほしいけど子供が勉強をしたがらない親。
家族の中でも私しか日本語を話さないので、子供の日本語能力は。。。
特に次男君は単語はわかっても文章に出来ないので、本当に話しませんでした。一年前までは!
しかし、ある方法に変えてからは、ビックリするくらい日本語を話せるようになりました。私だけでなく、一時帰国した時の私の家族も、その次男の変化にビックリでした。
まずは、子供たちの環境から・・・
- ブラジル人の父
- 日本人の母
- 私以外で日本語を話せる人はいない。
- 0歳と1歳の時にブラジルに移住
- 2年に1度日本に一時帰国している
- 学校は現地校しか通っていないので母国語はポルトガル語
- 小さいころから日本語のオンライン家庭教師をつけたりして、自分以外の人と日本語を話す機会をつくってきた
- ひらがな、カタカナ(微妙)、1年生の漢字少々
私には小学5年生と、中学1年生の息子がいるのですが、うちの息子たちも年を重ねるごとに日本語の勉強をさせるのが難しくなってきました。
小学生も高学年になってくると、宿題やテストなどの勉強が多くなったり、暇なときは暇な時で、自分の好きなゲームがしたかったり、YOUTUBEが見たかったり。
それまでは、オンライン家庭教師以外にも、日本の友達からもらった国語の教科書を読んだり、文字を覚えてもらいたくて、フリガナがふってある本「からだの不思議」とかをkindleで購入したり。
どうも面白くないらしい。。。。
今考えれば、当たり前ですよね。
その後はしばらく「ドラえもん」の単行本を読んでいましたが、高学年ともなってくると、こちらも平和過ぎて、かったるいみたいです。
うまくいかない・・・
とにかく子供が読みたくなる本にする
そこで、今までの本で勉強するのはやめて、フリガナがついている「クレヨンしんちゃん」に変更。
すらすら読めず、日本語を読むのにストレスを感じるみたいなので、読むのも、子供たちに読ませるのではなく、すべて私が読むことにしました。
クレヨンしんちゃんのお尻やチンコ、などの下品な動作が高学年の男の子には面白いようで、あっという間にはまりました。
テレビで見るクレヨンしんちゃんは、幼稚園とか小学生低学年?向けに作られていますが、単行本の「クレヨンしんちゃん」もう少し大きい子供向けです。
子育ての仕方にもよると思いますが、ママとパパのラブシーンやコンドームが出てくることもあるので、子供の年齢にあわせて話を選んで読むほうがいいかもしれません。
うちの場合は、男の子だし、下ネタもオープンなので、さらっと全部読んでしまいます。
高学年男子ともなると、たいていのことは知っているので、あえて突っ込んでくることもありません。
今でも毎日20分ほど読み続けています。
クレヨンしんちゃんの良いところ
クレヨンしんちゃんに出てくるシーンは日常のことが多いので・・・
日本の行事が漫画で分かりやすい
例えば節分や、七夕、学校での芋ほり、マラソン大会、餅つきなど。日本の行事のシーンがよく出てきます。イラストとストーリーを見ているので、日本独特の行事もスっと頭に入り覚えやすいと思います。 日本に帰国した時に説明しようとすると「クレヨンしんちゃんで見たことある!」と言うようになりました。
繰り返しの場面で、単語も覚えられる
いくら吸収しやすい子供でも、一回だけ出てきた単語はなかなか覚えられないと思います。でも、クレヨンしんちゃんでは、
例えば、給食、買い物、旅行、電車にのるシーンなど、50巻ある中では同じような場面が何回か出てくるので、繰り返しになって出てくる単語も覚えやすい。
一話が短いので、飽きにくく読みやすい。
時間がない日には、今日は何話まで!と決めやすい。
はじめは単行本をkindleで購入していたのですが、毎日読むとなると結構な金額になりますよね? 日本に住んでいれば400円ちょっとと大した金額ではないんですが、これがブラジルに住んでいて買うとなると、毎回では結構痛いです。
そしたら、たまたま「まんがリーフ」というアプリを見つけ、ラッキーなことに、毎日一定数が無料で読めるんです。無料ですよ!無料!!
1年かけて50巻制覇!
そして、今、2週目に突入しています。
小学5年生と中学1年生の男の子が、毎日ママの読み聞かせを楽しみにしているんですよ!
これって、この年代の男の子では珍しいことだと思います。
まとめ
いかがでしたか?
高学年でも、子供が喜んで気が付かない間に日本語の勉強が出来ちゃう「クレヨンしんちゃん」でした。今までの教科書や興味のない本での日本語学習じゃあ、
「日本語、勉強しよっ!」というたびに嫌がられてたんだろうなぁ。と思うと、本当にクレヨンしんちゃん様様です!
言葉遣いが少々悪くなる?というデメリットはありますが、メリットのほうが断然大きかったと思います。
子供が日本語をたくさん話すようになってくれたのもうれしいですが、毎日の習慣で子供と過ごせる時間もうれしいし、貴重な時間を大切にしたいと思います。