時間によって違う?体脂肪率を正確に測る4つのポイント
「体脂肪率って日によって何パーセントも変わるけど、あれって正確な数字なの?」
ダイエットをしていると、あなたも体脂肪率に疑問を感じたことがありませんか?
体重計で体脂肪率を測ってみると、日によって結構バラバラで、 朝と夜でも1~2%変わっていることもよくあります。
一体、どの時間に測るのが一番正確なんでしょうか? そもそも、なぜ身長、年齢を記録するのか?
今回は、「体脂肪率が、年齢を重ねると増えるわけと、体脂肪計の正確な計り方」についてご紹介します。
Contents
ショック!30歳を過ぎると体脂肪が増えるカラダに!
体重は若いころと変わらないのに、なぜ多くの人は年齢とともに体脂肪が増えてしまうのでしょう?
燃費の悪い筋肉をキープするより、
燃費のいい脂肪で多くのエネルギーを貯めておきたい!
成長期が過ぎて少しすると、運動も何もしなければ、筋肉は少しづつ減少していきます。
20代をピークに、何もしていなくてもエネルギーを消費する「基礎代謝」が低くなります。
これは完全に成長した後は、環境に合わせて不要な筋肉を落として、カラダを順応させようとするからです。
つまり、使わない筋肉を維持するのに多くのカロリーを使うくらいなら、筋肉を減少させて「いざ」という時のために体脂肪を多く備えておこうとするのです。
さらに30代半ばから後半になると、今まで眠っていた「脂肪細胞」が活発に活動し始めます。
脂肪細胞は、若い頃は半分以上が休眠状態なんですが、年齢と共に、「細く長く生きよう!」と体内で余ったエネルギーを脂肪に変えて、長期の貯蓄を可能にするカラダに変化するからです。
私も体重は気にしていましたが、体脂肪率は長い間測定していなく、久しぶりに計ったら10%くらい増えていてびっくりしました。。。
そんな体脂肪率も測定の仕方で正しく測れないていないことがよくあるそうです。
体脂肪計の正しい計り方!
体脂肪を測るときは、同じ時間帯、コンディションで!
体脂肪率は同じ条件で測らないと、かなり測定値が変わります。
運動、入浴、食事などの前後でも違いますし、そのときの水分摂取量などでも違います。
例えば、
運動をして汗をかいたら「体脂肪の数値が上がる」
水分をいっぱいとると「体脂肪の数値が下がる」
と、いわれています。
体脂肪率は、体内の水分代謝に大きく影響を受ける!
それは、市販されている家庭用の体脂肪計のほとんどが、インピーダンス法という測定方法だからです。
インピーダンス法とは、
「電流の流れにくさ」を測り、そのインピーダンスのデータを性別、年齢、身長、体重ごとに調べた体脂肪率のデータと照合することによって体脂肪率を出すことです。
出典http://oshiete.goo.ne.jp/qa/5399146.html
- 筋肉は水分が多く含まれているため、電流が流れやすい。
- 脂肪は水分が少ないため、電流が流れにくい。
一般的な体脂肪計は、この性質を利用してカラダの「筋肉量」と「脂肪量」を見分けています。
体重計に乗る
→ 電流が流れ、全身を伝わる
→ 機器に電流が戻る
→ 「電流の流れにくさ」から、体脂肪を測定
特にお風呂上がりは電気を通しやすく、本来の数値より低い体脂肪率となります。
私の場合は、入浴前と入浴後では1%ほどの差がありました。
逆に食後などに測ると高い体脂肪率となったり、体内に留まっている水分量、脚の後ろにゴミがついている(皮膚の汚れ)などによっても変わってきます。
また、服を着ている方が電気がとおりにくく、脂肪率が多く表示されてしまいます。
私の場合は服を着たままと、全裸で測ってみると0.5%くらいの差がありました。
体脂肪率を測る時は食事・お風呂・運動の後は避けて、出来れは裸で測定するほうがより正確な数値になりますよ!
年齢・性別・身長のデータは正確に!
測定を行う際に、それらの情報が間違っていると測定結果に不備が出る。
「電流の流れにくさ」が同じデータだとしても性別、年齢、身長、体重によって出てくる体脂肪率は違ってきます。
例えば、32歳の女性で、このくらいの電気の通りにくさなら、脂肪率が○○パーセント!という具合で測定するので、年齢を25歳と入力していると正確には測定できません。
年齢もそうですが、性別が間違っていると脂肪率が全然変わってくるので、データは必ず正確に入力しましょう!
同じ人で測定しても、年齢、性別を変えると体脂肪率が変化する!
固い床の上で測りましょう!
また、測定する場所にも注意しましょう!
必ず硬い床の上に体脂肪計を置いて計ってください。 畳の上などでは安定しないので正確には測れません(私が昔そうでしたが。。。)
両手、両足で測定出来るものを選びましょう!
脚だけに電流を流すもの、手だけに電流を流すもの、手足共に流すもの!
乗るだけのタイプは下半身の水分量の影響を受けやすく、上半身の隅々まで精密に測定できにくく、握るだけのタイプはその逆になります。
両足裏と両手の平の4点式のものであれば、より精度の高い数値が出やすくなるそうですよ!
体脂肪を測るときには同じ時間帯
コンディションで測ることが大前提です!
女性らしいスタイルと体脂肪率
では、一体どのくらいの体脂肪率がいいのでしょう?
適正な体脂肪は年齢により違います。
18歳~31歳の女性の体脂肪率
- 適正 17~24%
- ぎりぎり 25~29%
- 肥満気味 30~34%
- 肥満 35~39%
32歳以上の女性の体脂肪率
- 適正 20~27%
- ぎりぎり 28~29%
- 肥満気味 30~34%
- 肥満 35~39%、
先ほど記述したように、30歳を過ぎると適正な体脂肪率が上がります。
やばい!肥満気味。。。
体脂肪率はあてにならないと
測定を否定する人もいます。
YouTube 650万再生で話題のカリスマトレーナー北島達也さんもその一人で、北島式ダイエット法では体重計は一切見ません。
ではどうやってダイエットの成果をみるのか?
体脂肪の数値というデータよりも、鏡で自分を見てカラダのラインの変化を見た目で判断したり、お腹の皮や腰の皮の厚さをつまんで確認したほうが、スタイルをよくするためにはより現実的で効果的だそうです。
確かに、体重や体脂肪率は他の人に言わなければわかりませんが、ブヨブヨはみ出したお肉は薄着の時は隠しきれませんね。。。
減らしたい体脂肪!ダイエットで良くある落とし穴
不健康な痩せ方をすると、体重は落ちても「体脂肪」が落ちません 。
単品ダイエットでよくある失敗は、体重は減っても体脂肪率は下がらずに筋肉だけが落ちてしまうこと。
結果的にスタイルが悪くなってしまった。。。
体脂肪は低いに越したことはありませんが、筋肉もなく体脂肪も低いのであれば、単にガリガリに痩せているだけです。
「体重、体脂肪率が減る=スタイルが良くなる」ではない!
例えば「体重を何キロに!体脂肪何パーセントにしたい!」と思っても、
その体重、体脂肪になったときにどんなスタイルになるのか?
これは実際にその体重になってみないと分かりませんよね?
女性の場合は特に、体脂肪率が低ければ低いほど綺麗になるわけではありません。
胸やお尻などに適度の脂肪があって、尚且つ垂れ下がらずに綺麗なラインを保っている方が女性らしく魅力的なスタイルだと思います。
体脂肪率の数値は肥満などの一定の指標にはなりますが、理想のスタイルか?と聞かれると、それだけでは判断できませんね。
いかがでしたか?
体脂肪計はダイエットの経過を見る一つの目安として使用するのには便利ですね。
誤差を少なくするためにも長期的に測定していき、その変化を見たほうが正確に把握できてよさそうですね。