アメリカ トランジットでも必要! 二重国籍者のESTA(エスタ)申請のココがややこしい!
こんにちは。一時帰国準備の前半戦が終わり、ホッとしている「ブラジルちえみ」です。
やっと、自分の日本のパスポート、子供のブラジルのパスポート、日本行きの航空券、アメリカ経由のためのエスタの申請、時差のためのホテルの予約ができました。
帰国準備の後半戦は「お土産の用意、みんなの荷造り、体調管理」とまだまだ気が抜けません。
ブラジルは、日本と気候が反対なので、6月になって寒くなると必ず風邪をひく子供。。。
誰か一人でも病気すると、帰国できないから気を付けてー!
さて。
エスタの申請は、昔と比べるとホームページも全て日本語で見やすくなりました。
しかし、翻訳ツールで変換してあるのか? ところどころ意味が分からないところがあります。
そこで今回は、私と息子の3人分のエスタを申請した私が「エスタを申請するときに間違えやすいところ!」をご紹介します。
家族分の申請をするお父さん、お母さん。海外在住や、子供が二重国籍の方は必見です!
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Contents
アメリカのESTA(エスタ)とは?
日本のパスポートでアメリカに入国するときは、事前にネットから申請が必要です。
これを忘れると、アメリカに入国できませんよー!
エスタは、問題なければ、しんせ
エスタとは、ざっくり説明すると「アメリカに入国しても大丈夫な人なのか?」のネット事前審査です。
- ハワイ、アメリカに90日以内の短期滞在する方
- 「アメリカ経由」で、他の国に渡航する方
上の方は、ビザは取らなくてもいいですが、飛行機の乗り継ぎだけでもアメリカに入国するときはチェックするよ!という感じです。
テロを未然に防ぐためです。
アメリカに入国するの、キビシイよ。
- エスタ自体の有効期限は2年間
- パスポートを新しくしたら、再登録が必要
いろいろ、ややこしいです。
エスタのことを調べていると、何かと出てくる「ESTAアジア申請センター」
ESTAアジア申請センターに間違って申請した
Yahoo知恵袋でも・・・
公式サイトと間違えて「ESTAアジア申請センター」に申請してしまったので、キャンセルしたい。
申請料金が高かったので大丈夫かな?
などなど、たくさん質問が出ていました。
『当サイトは、ESTA ASIAが運営しております。
ESTA申請に不安を感じる方、手続きを面倒に感じる方、英語が分らない方などのためにビザ免除プログラムに基づいたESTAの申請を代行しております。』
エスタのような申請が苦手な方は、申請の代行をしてくれる会社を利用してもいいと思いますが、値段はだいたい6000円くらいが相場のようです。
「公式ホームページ」から自分で申請すれば、料金はひとり14ドルです。
今回申請したときには、ホームページがリニューアルされていて、公式ページなのか見分けが付きませんでした。
ホームページがキレイすぎて、逆にあやしい。。。
最近では「あしなが育英会」などの募金サイトでも「公式ページ」に似せたりし、詐欺行為を行う悪い人もいるので細心の注意を払います。
これ、本当に公式ページ?
私はTwitterの公式マーク(青色のバッジ)が付いている「アメリカ大使館ビザ課」に張ってあるリンクからホームページに飛びました。
パスポート番号などの個人情報や、クレジットカードナンバーをいれるので「偽サイト」には注意が必要です。
ESTAのココがややこしい
家族の分まで申請する方は、手元に必要なものをそろえてから始めてくださいね。
そして、ある程度「時間に余裕があるとき」に申請することをオススメします!
- 人数分のパスポート(二重国籍者は両国)
- クレジットカード(PayPalでもOK)
- 自宅、会社の住所、電話番号(国番号も)
個人による申請」と「グループによる申請」
何度もグループ申請に失敗して、メールの受信欄がESTAだらけに。。
エスタには「個人による申請」と「グループによる申請」がありますが、家族3人分くらいの申請なら一人分ずつ「個人による申請」をした方が、結果的に早く申請できました。
もたもた入力していると、何回もセッション切れますよー!
「あなたのセッションは、間もなく中断されます。もう少し時間が必要な場合は、OKをクリックして下さい。」
↑↑↑こんなメッセージが出てきます。
ボタンを押して時間の延長をするのですが、元の画面ではなく少し前の画面に戻ってしまい、
さっき入力した情報はどこに?とイライラMAX
グループ申請で、自分の申請は終わって子供の情報を入力していたのに、セッション切れの警告が出て、また自分の申請の画面に戻ってしまった。。。
私は「グループ申請」で同じことを5回入力しても完了せず、「個人で申請する」を選択したらすんなりと申請できました。
なんで???
グループ申請の方がタイムアウトになるのが早い感じがします。
結局、事前の下調べ時間を合わせると、家族分で3時間以上かかってしまいました。
何度も同じことを入力していて、最後の方には頭がクラクラで集中力もなーい。
家族分の申請をする!
海外在住だ!
こんな方は、落ち着いてできる時間帯に申請することを強くおススメします。
まずは、家族分申請している方と、海外在住の日本人ややこしポイント!
海外在住ややこしポイント
エスタは全てアルファベットでの入力です。
名前の記入
アルファベットで記入するのに、ファミリーネームから入力することに戸惑いを隠せない。
名前を記入するときに、ちゃんと「姓」「名」と書いてあるのですが、海外生活でファーストネームから記入することに慣れていると「逆」に入力してしまいがちです。
まだ、一行目なんですけど。。。
発行した国
パスポートの発行国が国籍に相当します。
そのパスポートを物理的に入手した国にかかわらず、パスポート上に記載のある国がパスポート発行当局
ブラジル在住で、今回のパスポートはブラジルで申請しましたが、日本人なら発行国は「日本」です。
ややこしい。
別の市民権・国籍の問いのところでは・・・
今現在、あなたはどこか他の国の市民あるいは国民ですか?
日本に住んでいる、純日本人であれば「いいえ」で問題ないのですが
「今、ブラジルに住んでいるけど、市民って、市民権ってどういう事?」
こんなことをネットで調べながら入力していると、タイムアウトになってしまします。。。
ココがややこしいよ!
↓↓↓↓
エスタでいう「国民」「市民権」って?
Citizenを市民と訳しているようですが、ここでのCitizenの意味は「出生または帰化により市民権をもつ公民,国民,人民」の方です。
エスタ申請での市民権とは・・・
日本国籍でESTAの申請をしていることが前提で、日本国籍以外の国籍も持っているかどうか?
という質問のようです。
私の場合は、日本国籍しか持っていないので「いいえ」です。
アメリカの入国のために記入しているので、「アメリカ以外の国民と聞かれているのか?」など、純日本人でさえも、わかりずらい表現にネットがざわざわ。
入国できるかどうかの事前審査なのに、申請ページ翻訳が雑だよ!!
両親の名前を入力
通常なら「両親の名前」なんて間違えにくいのですが、何度もタイムアウトしながら入力しているので、集中力も途切れてしまします。
子供の分も申請しているお母さーん、
子供の両親の名前入力欄に、自分の両親の名前を入力しように。
それ、おじいちゃん、おばあちゃんですから!
「姓」「名」も逆にならないように注意してください。
次は、二重国籍者のややこしポイントです!
二重国籍者の、ESTA申請ややこしポイント
エスタにミドルネームを入力するのか?
他の名前または別称を通用していますか?
という質問にたいして、「うちの子、ブラジルでの名前はミドルネーム入っているけど、これって別称なの?」
これを調べていてまたタイムアウト。。
ESTA申請では、ミドルネームの入力は不要です。
国籍記入欄
子供は二重国籍者ですが、日本人としてESTAの申請をしているので「JAPAN」
そのあとに「他の国籍も保有しているか?」の問いがあるので、そちらにはもう一方の国籍を入力します。
どこか他の国から、これまでに渡航用のパスポートまたは国家身分証明書を発給されたことはありますか?
子供はブラジルとの二重国籍なので「はい」で「BRAZIL」
パスポート、パスポート番号を入力した後に、有効期限を聞かれます。
しかしっ!!!
パスポートの有効期限なら、年月日で最低8文字入力だと思うのですが、4桁までしか入力できない。。。
またまたタイムアウトに。。。
しょうがないので一応、有効期限の年で2022年と入力。
二重国籍の方は、今「どちらの国籍の分を入力しているか」に気を付けてください!
日本のパスポートの入力欄なのか、他の国のパスポート入力欄なのか。
ここは間違えると大変です。←多分。
別の市民権・国籍
息子たちはブラジルの国籍も持っているので「はい」
どのような経緯でこの国から市民権・国籍を取得したのですか?
「出生による」「両親を通じて」「帰化など」選択。
我が家の場合は、「出生による」を選択
これまでにどこか他の国の市民または国民だったことはありますか?
「以前」とは過去のいずれの時期も問わず、期間の限定をないことを意味します。
この問いにたいする注釈を見ても、意味が分かりずらい。。
子供は出生と同時にブラジル国籍を持っているので「はい」と「Brazil」を選択。
そのほか、アメリカに行く場合なら滞在先を入力、乗り継ぎで通るだけなら自宅の連絡先を入れます。
あとは
- 薬物乱用者か依存症か?
- 重大な危害を加え逮捕されたことがあるか?
- テロ活動、スパイ行為をしたことがあるか?
などの質問に答えていきます。
しかし、本当に薬物乱用者や、スパイ行為をしたことがある人が「はい」っていうのかは疑問です。。。
最後に確認画面が出てくるので、間違いがないか必ずチェックしましょう。
あっ、姓と名が逆になってる。
またまたまた、タイムアウトに。。。。
長引けば長引くほど、集中力がなくなります。
やっと決済までいけた!
今回の申請は、クレジットカードのセキュリティで引っかかったのか?カードが通らずに、結局「PayPal」で決済しました。
後日に決済をする場合は、申請番号から検索する必要があり面倒です。
決済できる状態でエスタの申請したほうが楽ですよ。
以前申請したときは、結果が出るまでに2日くらいかかったのですが、今回は3人とも決済してから5分くらいで、すぐに承認されました。
ホッ!
どっと疲れたよー!
「奥さん、この電子渡航認証、実はアメリカだけじゃないんですって!」
知らないと、ネットで購入した格安チケットもってても
入国拒否されちゃいますよー!
カナダでも電子渡航認証「eTA」が必要
先日、ブラジル領事館の係の方が、「日本に帰る場合、乗り継ぎでも電子渡航認証の申請が必要ですよ。」と一枚の紙をくれました。
「カナダも申請いるの!?」と、ビックリ。
カナダ経由の場合も、「eTA」と呼ばれる「電子渡航認証」が必要だそうです。
ブラジルから日本に帰国する際は、ほとんどアメリカ経由が多いのですが、カナダ経由で行ったこともあったので、知らずにネットから格安チケット買っていたらと思うとゾっとします。。。
エスタの申請は慣れないとややこしいので後回しにしがちです。
ギリギリに手続きをすると何かで引っかかったときに焦るので、なるべく早めに済ませましょう!
心配の方は入国できなくなるくらいなら、代行の会社にお願いしましょう。