【ハーフの子供】国際結婚でもバイリンガル子育てに苦労する!~日本在住~
「ハーフだから、英語もペラペラなんでしょ?」
いえいえ。
ハーフの子供といえども、誰もがバイリンガルになれるとは限りませんよ。
日本語と外国語をバランス良く身につけてもらうため、家庭での言語教育どうしよう?と考えている国際結婚ご夫婦も多いのではないでしょうか?
同じハーフでも、どこに住んでいるの?とか、母親が外国人なのか、父親が外国人なのか?とか。
いろいろな環境がありますよね?
同じハーフの子供でも、生活環境によって、だいぶ変わりますよー!
そこで今回は、「ハーフの子供をバイリンガルにするための注意点」をご紹介します。
子供をバイリンガルに育てるには!
バイリンガルにするには、親子の努力が必要!
日本の芸能界にも、英語が全く話せないハーフタレントさんがたくさんいますよね?
日本人の母親と、ドイツ系アメリカ人の父親を持つ、
ウエンツ瑛士とか。
バリバリのハーフ顔だけど残念。。。
ウエンツさんの場合は、日本で暮らしているので
どちらの言語も中途半端にならないように、
英語教育はしない!
という、両親の教育方針だったようです。
アフロお笑い芸人の副島 淳(そえじま じゅん)とか。
この顔で英語が話せなくて、入国審査で止められるらしい。。。
英語が必須教科になった今、話せないじゃもったいなーい!
言語学者によると、子供をバイリンガルに育てるには・・・
たとえば、日本語と英語の場合なら、子供の育つ環境が、
英語と日本語、50: 50
少なくとも、英語:日本語 = 33:66
これが最低限だそうです。
どちらかの言語が30パーセントをきるとバイリンガルにするのは難しいってことね。
ブラジルちえみ
そんな理想は分かっていても・・・
子供が小さい頃は、大概の家庭では母親と接する時間の方が圧倒的に多いと思います。(主夫でない限り)
家庭内で過ごす時間が長い、幼少期には・・・
母親の言語が強い
その後、保育園や幼稚園など、外の世界との時間が増えると・・・
通っている園の言語が強くなる。(インターナショナルスクールは例外)
父親が日本人で、母親が外国人の場合
子供が幼少期のうちに母親の母国語をふんだんに使うことで、吸収力の早い子供レベルの日常会話までは、すぐできるようになると思います。
しかし。
第1のポイントは、幼稚園入園。
第2のポイントは小学校入学。
この時期を境目に、日本在住の場合、
日本語のボキャブラリーは急激に伸びます。
日本語ではうまく伝えられることが、ほかの言語では伝えられなくなると、話すのを嫌がることも。
その後、小学生3年生くらいからの中間反抗期がくると、男の子の場合は母親を煙たがる傾向があります。
今、うちも中間反抗期で困ってます。。。
英語とのバイリンガルではないですが、私の知り合いに、こんな方もいました。
その方は父親が日本人で、母親が台湾人で日本で暮らしています。
3歳の娘さんと、今度、小学生になる6歳の息子さん。
台湾の小学校では、日本より早い9月からの入学なので、日本の小学校が始まる半年間、母親と兄弟で台湾へ。
お兄ちゃんは台湾の小学校、妹は台湾の幼稚園に。
子供たちが中国語を学ぶ環境を作るため、半年間、父親とはなれ台湾で生活していました。
妹さんの方は、初めての登園の日、慣れない環境で泣いてしまったようです。
しかし、お兄ちゃんのは、慣れない中国語環境にもかかわらず、頑張っていたそうですよ。
台湾に移って一週間も経っていないのに、既に中国語をピックアップしているようで、覚えたての中国語で嬉しそうに話しかけてきたリするそうです。
1か月が経つと、友達もでき、すっかり学校になじんでいる!!と、子供の成長の早さに驚いていました。
このような環境を作れる方は、なかなかいないかもしれません。
しかし、語学をマスターするには、学びたい言語が使われる国で暮らし、日々の生活を通して体験から学ぶのが一番手っ取り早いですね。
母親が日本人で、父親が外国人の場合
圧倒的に、日本語が優勢の環境です。
マイナーな外国語を話す場合だと、第二言語として習得するのが難しいですが、英語であれば教材もいろいろ出ているので、保育園などに入園する前に、いろいろボキャブラリーを増やすのがイイと思います。
父親が時間が取れず、英語を教えることが出来ない環境ならば、オンライン学習もいいですね。
学年が進むにつれて、言語学習以外の興味がでるので、出来るだけ小さなうちから、「話す」だけでなく「読む」「書く」の練習もした方がいいと思います。
バイリンガル子育てで、大切なこと!
子供をバイリンガルに育てる上で、大切なこと。
それは、それぞれの母国語で話しかけること。
例えば、父親がアメリカ人であれば、常に英語で。
母親が日本人であれば、常に日本語で話しかける。
そうすることで、子供は両方のアイデンティティーを理解できるようになるそうです。
確かに、日本人にしか分からない、言葉では訳せない言い回しってありますよね。
また、日本人から英語で話しかけられても、子供は英語として認識しなく、混乱させるだけという意見もありました。
まとめ
いかがでしたか?
ハーフというと「二か国語話せるようになるかも!」なんて、単純に思いがち。
しかし、実際に日常会話レベルから、ペラペラ話せるレベルになるには、親も相当な努力が必要です。
根気よく、教えないといけないからね。
ブラジルちえみ
我が家の場合は、日本語を教える方でしたが、小学校になってから慌てて始めて結構苦労しました。←今も苦労しています。。。
小さければ小さいうちから始めれば、親も、子供も少ない努力で済むと思います。
でも、努力は裏切らないから!
諦めずに、頑張りましょう!←自分に言い聞かせている人。。。
ハーフの子供は言葉を覚えるのが遅い?と心配する方はこちら。