ポルトガル語文法「a」意味は、前置詞、冠詞、代名詞の3種類
ポルトガル語の文章を読んでいると、たびたび出てくる「a」
Maria vai a pé para a escola.
「よく意味が分からない。。。」
と、困っていませんか?
私も、長年分かりませんでした。
そこで今回は、3種類ある「a」の使い方を紹介します。
是非参考にしてみてくださいね。
冠詞の「a」
冠詞は日本語にはないので、訳されないことも多いです。
あえて訳すのであれば、一般的なものではなく「その」「あの」というように、、特定のものを指すときに使います。
冠詞の「a」の場合、必ず女性名詞の単数形の前につきます。
複数形の女性名詞の前につく場合の冠詞→「as」になるので「a」にはならない。
男性名詞の前につく場合は→「o」「os」になるので「a」にはならない。
例文
A menina cantava.
(その)少女は歌っていた。→特定の少女が歌っていた。
meninaは、単数の女性名詞
Pedro recebeu a bola.
ペドロは、(その)ボールを受け取った。
特定のボールを受け取った。
bolaは、単数の女性名詞
O tio deu o presente a ele.
おじさんは、彼に贈り物をした。
eleは男性名詞なので、eleの前に冠詞の「a」がつくことはありません。
こちらの「a」は前置詞になります。
前置詞の「a」
男性名詞、動詞の前につく「a」は前置詞です。
前置詞の「a」は、「~に、~へ、~のところに」などの方向、場所、距離を表します。
A escola fica daqui a dois quilômetro.
その学校は、ここから2キロのところにあります。
O menino começou a chorar.
(その)少年は泣き出し始めた。
代名詞の「a」
Peguei a caneta e guardei a na mochila.
(私は)ペンをとり、それをリュックサックにしまいました。
それは、ペンを指すのですが、繰り返しになるので女性の単数代名詞「a」を使います。
Meu pai não a viu em lugar nenhum.
私の父は、どこにも彼女を見ませんでした。
3種類の「a」
Maria vai a pé para a escola.
マリアは徒歩で学校に行く予定です。
a pé…徒歩で
はじめのaは、前置詞
2つ目のaは冠詞です。
Pegue a caixa e comece a guardar os brinquedos.
その箱を持って、オモチャをしまい始めます。
caixa 女性名詞の前に現れる「a」は冠詞。
男性名詞や、動詞の前に現れる「a」は前置詞。